高級な食材や一流のサービスによる「A級」の料理ではなく、日常的に食べられている安くて庶民的なおいしい料理。
ラーメン、お好み焼き、うどん、焼きそば、カレーライス、ハンバーガー、どんぶり物などが、代表的なB級グルメとされる。
B級グルメには、欧米やアジアなどの食文化が長い時間をかけてアレンジされ、庶民の暮らしの中に定着してきたものも多い。
このため、料理そのものに加え、食べるシチュエーション、店構えや店主の人柄、店独自の創意工夫などもB級グルメの味わいの要素だという。
中には、地域の基幹産業で働く人々の簡易な食事として育まれ、地元の食材や味つけを生かした地域独特の料理として根づいてきたものもある。このように地域の人に親しまれてきた独自の食文化を「ご当地グルメ」として見直し、町おこしに活用しようとする動きも近年増えてきた。
地域のB級グルメを集めたイベントが各地で催されるようになり、中でも2006年から開かれている「B-1グランプリ」はB級ご当地グルメの日本一を決める大会として人気を集めている。
参考までにA級グルメとC級グルメについて記載しておく。
はっきりした定義はないが、洗練された美しさや上品な味を売り物にする、宮廷料理や高級料理店の料理のような一流という定評がある料理
多くは、「B級グルメ」の下のランクという意味ですが、それに当てはまらないこともある。
C級グルメのCとは、格安(Cheap)ごちそう(Cuisine)くつろぎ(Comfort)の3C及び中華(China)料理の4C。